理想の体型を目指したい、維持したいという美意識の高い方にとって、体について欲しくないもの、それは余分な脂肪です。

食べ過ぎたり運動しなかったりすると太ることはご存知だと思いますが、具体的に脂肪はどういう原因で蓄積されるのでしょうか。

体に脂肪がつきやすくなる原因と、どのように燃焼するのかをご紹介していきます。

脂肪の役割

まずは、そもそも脂肪がなぜあってどんな役割をしているのかを知っておきましょう。

脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪などで知られる通り、非常時に使えるエネルギー源の貯蔵庫として体に蓄積されていきます。その他にも脂肪細胞には以下のような役割があります。

【脂肪細胞の役割】

・非常時のエネルギー源

・体温の保持

・外部の刺激から内臓を守ったり、内臓の位置を保つ

・体の機能を正常に保つのに必要なホルモンの伝達物質の生成や分泌

・ビタミン類の消化、吸収、運搬

・細胞の構成成分

脂肪細胞には白色脂肪細胞と、褐色脂肪細胞の2種類があります。

・白色脂肪細胞:

皮下脂肪や内臓脂肪などの、一般的に知られている脂肪です。エネルギーを蓄積する働きをします。細胞内に栄養を脂肪として貯蓄します

・褐色脂肪細胞:

脂肪を分解し、熱を産生して体温の調節する細胞です。

寒い環境下では自律神経のひとつである交感神経の活動が活発化します。その影響で、褐色脂肪細胞が活性化され、脂肪を燃焼し、熱産生が起こります。

褐色脂肪細胞の数が減少したり機能低下することで、生活習慣病やメタボリックシンドロームの原因になることがわかっています。

脂肪が蓄積される主な原因

基本的に、食事から得たエネルギーが使われずに余ると肝臓で中性脂肪が合成され、血中に流れ脂肪細胞に蓄えられていきます。

脂肪が蓄積されやすくなる原因は幾つかありますので、日々の生活習慣を振り返ってみましょう。

①消費量以上に食べ物を摂取している

消費されるカロリーよりも多くのカロリーを摂取していると脂肪となって蓄積されます。運動量が少なかったり、高カロリーの食事が多いと脂肪がつきます。

②脂肪となりやすい脂質、炭水化物、糖質が多く高カロリーの食事

減量したい方、ダイエットして脂肪を落としたい方はなるべく控えたい脂質やカロリーです。

反対にバルクアップをしたい、体を大きく増量したい方にとっては、なるべく多く食べ物を摂取したいと思いますが、体に脂肪ばかりついても美しい体型とは言えません。

適度に脂質の摂取も必要ですが、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸など、体によくない油を摂取すると血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を増やし、健康にも影響してしまいます。

糖質などの過剰な摂取は急激に血糖値が上がりやすく、体のインスリンが活性化し血中の糖分を脂肪に換えることで体に脂肪が蓄積されていきます。

揚げ物やスイーツ、ジャンクフードなどは、特に注意が必要です。

③寝る前に食べている

食後に食べ物が消化されるまで、食べ物にもよりますが、およそ2〜3時間かかると言われています。

消化する前に寝ると血中にある糖などがエネルギーとして消費されず、寝ている間に脂肪となって蓄積されやすくなります。

④血糖値の上がりやすい食べ方をしている

いわゆる「ドカ食い」と言われる、空腹の状態で一気にご飯を食べるようなことを行うと血糖値が上がりやすくなります。先にもあげたように、血糖値が急激に上昇するとインスリンが活性化し、血中にある糖分を脂肪へ変換しやすくなります。

⑤筋肉量が少なく基礎代謝が低い

体についている筋肉量が少ないと、基礎代謝が低いので脂肪がエネルギーとして燃焼されにくくなります。

脂肪燃焼のメカニズム

体脂肪の燃焼は、主に運動や食事制限によってエネルギーとして使われることで行われます。

運動などで体温が上昇し、血糖値が下がると、体の中で血糖値を安定させようとする働きをします。

グルカゴンというホルモンの一種が、脂肪分解酵素であるリパーゼに指令を出し、体脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解します。分解された体脂肪は血中に溶け出し、筋肉へ運ばれ、運動エネルギーとして消費されるのです。

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